大衆は、スマホに夢中だ
彼らは、四角い板を熱心に操作しているが、逆に彼らは板に操られているように見える
歩いている人、駅のホームで電車を待っている人、カフェでコーヒーを楽しんでいる人
皆、スマホとにらめっこしている
その光景は時折、不気味ささえ感じるところがある
大衆が、スマホに熱心に時間を費やすほど、とある企業にとっては都合が良いのである
そして、我々の大切な時間、集中力を削ぎ、健康面にまで影響を及ぼしている
SNSと金儲け
あなたのSNSに流れる情報の洪水の只中に巧妙に広告を出すことで、目的が達成されるのだ
アンデシュ・ハンセン著 『スマホ脳』
大衆がフェイスブック、インスタグラム、X(旧Twitter)などのSNSに時間を費やせば、企業のビジネスはうまくいく
SNSを運営している企業は、大衆がスマホ、SNSに夢中になる状態を望んでいる
SNSで表示される広告により収益を得ているためだ
目的もなく思わずSNSに夢中になり気づいたら時間を浪費していた
なんて経験は誰しもがあるのではないでしょうか
貴重な時間を浪費し、企業の金儲けに利用されていると考えると恐ろしいことだ
ストレスと健康問題
熱心にスマホを使う人ほどストレスの問題を抱えている率が高く、うつ症状のあるケースも多かった
アンデシュ・ハンセン著 『スマホ脳』
SNSを熱心に使用している人の方が孤独を感じているらしい
SNSに表示される幸せそうな人々を見れば、自分はあまり幸せではない、損をしている、と孤独感に苛まれる
SNSに表示される人々は、人生の幸せな一場面を投稿しているだけであって
常にキラキラ輝いてる人生を送っているわけではない
いつも人生が最高潮なんてあり得ないでしょう
SNSは他人から見れば羨むような幸せそうな人たちの様子を次々と表示させる
そんな人々と自分と比較すれば劣等感や孤独感を感じることは自然でしょう
SNSを利用すると必ずメンタルヘルスが悪化する訳ではないが
ただ、SNSを多く利用している自分とSNSをほぼ断ち切った自分のメンタルの状態を比較してみるのは良い機会になるかもしれない
対策と結論
スマホに自分の人生を操られないようにいくつか対策している
❶私のスマホにはSNSアプリは一切インストールされていない
どうしてもSNSを利用したい時は、パソコンからアクセスするようにしている
スマホにSNSがインストールされていると無意識に操られてしまうものだ
無意味にSNSを利用する時間は避けたいと心がけている
❷グレイスケール(画面が白黒)にしてドーパミンを出るのを抑制しスマホ依存を避けている
❸スマホは普段生活している部屋とは別室に置いておく
自分の近くにスマホがあるだけで集中力が削がれてしまう
そして、気づいた時にはスマホを無意識に手に取り、操作しているなんてことを避けている
以上、私が主に対策していることである
スマホに依存し、スマホの画面ばかり見ている人生だったという結末だけは避けたい
スマホがいかに我々の集中力を削ぎ、健康面にまで影響を与えているかということを学べる書籍『スマホ脳』は一読の価値がある良書だと感じた
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