京大卒業してニート?
私が著者のpha氏を初めて知ったのはテレビ番組であった。氏は会社を数年で退職。京大卒でニート。といっても本を執筆しているため元ニートという肩書が正しい。
テレビを見ていた当時、学生であった私は「会社辞めちゃってニートしているのか。京大を卒業しているのにもったいない。もっと社会や企業で活躍できる優秀な人じゃないの」という感じで勝手に思っていた。
私も社会人になり会社に就職し、社会人としてある程度の年数を経るとpha氏の考え方に共感する点が多数出てきたのである。
会社員としての働き方
「これ以上ここにいても、何もいいことは起こらないだろう」と確信していたので決心は揺るがなかった。
しないことリスト~はじめに~
ここというのはpha氏がかつて勤めていた会社のこと。その後pha氏は実際に勤務していた会社を去ります。
私自身もこういう考えを持ちながら会社で仕事をしているため共感した
会社員は毎月の給料と、年数回のボーナスがあり安定的なキャッシュフローを得られることが大きなメリット
けれども会社に勤めている限り人生が大きく好転するような機会は訪れないと思う。
給料もボーナスも爆発的に増えることはないし、劇的な出世なんてできない。
少なくとも私が働いている会社ではありえない。周囲にそんな人間は1人もいないのだから。
働いていると息詰まってくるような感じがする。閉塞感である。
かといって転職すれば問題は解決するかといえば懐疑的だ。
鳥が枝から枝へ飛び移っているような感じで、根本的な問題や不満が解決できるとは思えない。
副業と投資で会社員生活とおさらばしたいものだ
お金と消費行動
人間は現状に満足すると、お金を使わなくなる。「このままじゃマズいんじゃないか」と不安にさせたほうがお金を使ってくれる
広告とか、ショッピングモールとかは人の欲望を煽って人にモノを買わせるプロだから、あまりそういうテクニックに踊らされてはいけない
しないことリスト Chapter1
大多数の人々のキャッシュフローは
労働→お金を稼ぐ→CM、広告などに踊らされる→浪費→労働→・・・以下繰り返し
となっているだろうと思う
お金を稼ぎ、貯蓄や投資に回せるお金さえも浪費すれば経済的自由を達成することはできない
浪費に走り、お金を稼ぐために労働を続けなければならない。ロバート・キヨサキ氏の言葉を借りれば
まさしく”ラットレース”だ。
また、モノを所有する際に発生する管理コストについても言及している。
モノを所有していると管理費としてお金がかかる
そして管理による貴重な時間が奪われること
モノを処分する際、残すか捨てるか迷ってしまう心理的なコストまで発生してしまう
pha氏の考え方はミニマリズムに近いような印象を受けた
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