今から20年前、とあるETFが米国市場に上場しました
そのETFはティッカーシンボルQLD
NASDAQ100インデックスの日次騰落率2倍を目指すETFです
ざっくり言えば、NASDAQ100指数のレバレッジ2倍のETFです
QLDは2006年6月19日に上場しました
〜20年でリターン8,000%超えのETF〜
QLDは上場して20年が経過しました
20年間の間に株式市場では多くの暴落や下落相場がありましたよね
2008年のリーマンショック
2020年のコロナショック
2022年のインフレショック
こういった暴落、下落局面を乗り越えて
QLDの上場日である2006年にQLDに1万円投資していたら2026年でリターンはいくらになっていたでしょうか?
2006年6月19日から2026年6月19日まで20年間において
QLDのリターンは8487%です
約85倍のリターンです

オールカントリーインデックス(通称オルカン)やS&P500では到底実現できないリターンでしょう
20年前QLDに1万円投資していたと仮定すると85万円になります
100万円投資していたら8500万円です
嘘みたいなリターンですが、データ上からは真実なんですね
リターンを実現するための難しい問題
そんなうまい話がある訳がない!と思いますよね?

そうなんです。そんなうまい話はありません
最もボトルネックになる問題は
暴落時の株価下落に対して精神的に耐えられるかということです
先ほど言及した暴落局面に関して直近高値から安値までの最大下落率、いわゆるドローダウンを記載します
主な暴落局面でのQLDの最大下落率
リーマンショック ー84% 2007年10月から2009年3月まで
コロナショック ー55% 2020年2月から2020年3月まで
インフレショック ー65% 2021年11月から2022年10月まで
| 主な下落相場 | QLD最大ドローダウン |
|---|---|
| リーマンショック(2008-2009) | -84% |
| コロナショック(2020) | -55% |
| インフレショック(2022) | -65% |
驚異的なリターンを実現するために必要なのはご自身のリスク許容度をどれほど正しく認識できているかということです
リーマンショックやコロナショックという暴落局面で狼狽えて売却してしまってはこのリターンは実現しません
約8000%のリターンを享受できるかどうかは、暴落局面、下落相場でも歯を食いしばってQLDをホールドし続けることができるかどうかが難しいのです
あくまでも主観的な意見ですが、保有している金融資産が評価額が半分を下回るほど下落する場合
ほとんどの投資家は精神的に耐えられないのではないかと思います
リーマンショックにおいてQLDは、80%以上のドローダウンが発生しています
仮にQLDに1,000万円投資していたら評価額が200万円以下になり約800万円を超える含み損をかかえる局面があったことを意味します
想像してみてください
こんな状況の証券口座の状態を見て普通の精神状態で日常生活を送れるでしょうか?
たいていの個人投資家は耐えきれなくなって投げ売りしてしまうのではないでしょうか
レバナスブームの裏側
話は少し逸れますが、2020年コロナショック後の上昇相場の際、レバレッジナスダック、通称レバナスがブームになりました
しかし、その後2022年のインフレショックの下落相場で、レバナスを保有していた一部の個人投資家が下落に耐えられずに売却をしている様子をSNS等で散見されました
インフレショック時、QLD及びレバナスは60%を超えるドローダウンが発生しました
精神的に耐えきれなくなって売却することは当然QLDやレバナスの長期的リターンの放棄を意味します
話を戻します
QLDを長期的に保有し続けることは、50%を超える下落率に対しても決して売却しない精神力、メンタルを備えているか?ということを問われるのです
それでも売却せずにQLDを20年間ホールドし続けた投資家は莫大なリターンを享受できているという事実が存在します
S&P500、NASDAQ100との比較
同時期の20年間においてS&P500とレバレッジ無しのNASDAQ100指数はどの程度のリターンだったのでしょうか?
2006年6月19日~2026年6月19日まで20年間において
S&P500 リターン 490%
約6倍近くのリターン
NASDAQ100 リターン 1823%
約19倍のリターン
S&P500もレバレッジ無しのNASDAQ100も20年間で素晴らしいリターンです
レバレッジがかかっていないNASDAQ100の20年リターンが約19倍ですが
QLDは単純にNASDAQ100指数の単純な2倍のリターン約38倍にはなってはいません
QLDは日々の株価の騰落率の2倍ですので、株価が連日上昇するような強気相場ではQLDは爆発的に上昇していきます

S&P500もNASDAQ100も良いリターンだぞ

QLDのリターンがぶっとびすぎ!!
QLDと同様にリターンだけではなく下落率についても言及します
S&P500とNASDAQ100の下落相場時のドローダウンはどうでしょうか?
| 主な下落相場 | NASDAQ100指数最大ドローダウン |
|---|---|
| リーマンショック(2008-2009) | -55% |
| コロナショック(2020) | -30% |
| インフレショック(2022) | -38% |
| 主な下落相場 | S&P500指数最大ドローダウン |
|---|---|
| リーマンショック(2008-2009) | -58% |
| コロナショック(2020) | -35% |
| インフレショック(2022) | -28% |
QLD、NASDAQ100指数、S&P500指数のドローダウンを比較しましょう
| 下落相場 | S&P500 | NASDAQ100 | QLD |
|---|---|---|---|
| リーマンショック | -58% | -55% | -84% |
| コロナショック | -35% | -30% | -55% |
| インフレショック | -28% | -38% | -65% |
リーマンショックではS&P500とNASDAQ100共に-50%を超えるドローダウンが発生しています
レバレッジがかかっていない指数でさえこの下落率です
リーマンショックの凄まじい株価の下落を物語っているデータですね
S&P500やNASDAQ100に投資していた投資家でさえリーマンショックでは投げ売りしてしまいそうですね
比較的最近起きたコロナショックやインフレショックでは、約30%前後の下落率となっています
まとめ~結局はリスク許容度の把握~
過去の20年でS&P500やNASDAQ100に投資することで資産は堅実に増加しました
リターンとリスクを天秤にかけて運用商品を選ぶことが大切です
ご自身のリスク許容度を超えてしまい、下落場面での不本意な売却は避けたいものです
下落相場の際に大きく株価が下落するリスクを受け入れることができればQLDに投資することも選択肢になります
2006年から2026年現在までの20年間において
100万円をQLDに投資していたら約8000万円になっていた計算です
200万円を投資していたら1億5000万円を超えます
1億円あれば、余裕を持ってFIREできる方もいるでしょう
数百万単位の投資資金でも人生を激変させる可能性があるのがQLDの魅力です
くれぐれもリスクの取り過ぎにはご注意を・・・

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