金融投資だけではなく、ビジネスや恋愛、趣味の世界でも知っておいた方が良い生存者バイアスを紹介します
生存者バイアスを学ぶことででうまくいく可能性、失敗するリスクを現実的に評価することができます
生存者バイアスを学ぶことで得られるメリット
物事の成功確率やリスクを現実的に評価できるようになる
生存者バイアス
成功した人、生き残った人だけを見て判断し、脱落や失敗した人を無視してしまう見方のこと
生存者バイアスを無視するとどうなるか?
成功確率や失敗するリスクを見誤り、誤った結論を導いてしまいます
ビジネス、投資、恋愛について具体的な生存者バイアスの例を見ていきましょう
ビジネスの生存者バイアス

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは大学を中退して起業して大成功しています。
だから”大学を中退した人物は起業が上手くいく”
という結論に結び付けるのはおかしい話なのです
大学を中退して起業したが失敗した人たちの方が大多数です
その上手くいかなかった人たちは話題にすらならないのです
一部の成功者の共通点だけを見て、「大学を中退すれば企業が上手くいく」と考えてしまう
これが生存者バイアスです
他の例を見てみましょう
大人気小説ハリーポッターの著者であるJ.K.ローリング氏、
彼女は離婚を経験し、シングルマザーになり、生活保護を受けながら執筆活動をしていました
そして、『ハリーポッター』によって成功を収めることができました
ローリング氏は人生においてたくさんの失敗をしてきたと述べています
人生塞翁が馬というニュアンスで何があるかわからない
人生は複雑でコントロールできないと主張しています
ローリング氏のように離婚や貧困という恵まれない環境にある人たちはたくさんいます
そんな恵まれない厳しい環境でも成功を収める人物がいるとうまくいくと捉えてしまいそうにないますが
実際は圧倒的多数の人々は成功を収めることなく残りの人生を過ごしていくだけです
JKローリング氏と同様な状況の人たちは世の中にたくさんいますが、果たして成功を収めている人はどれほどいるでしょうか?
投資の生存者バイアス
SNSで
「この株を買って1年で2倍になりました!」
「この銘柄で10倍株狙えます!」
「3年間で資産が5倍になりました!」
という怪しい(?)投稿、広告を見たことがあると思います
同様の手法で挑んでも同じ結果を得られるとは限らないわけです
・同じ方法で株を買っても資産が半分になった人
・含み損に耐えられなくなって損切りした人
・同じ手法で破産してしまった人
などうまくいかなった人は表には出てきにくいのです
成功者だけの事例だけ見て【簡単に儲かりそう!自分にもできそう!】
と思ってしまいます。
生存者バイアスに陥っていないでしょうか?
また、脱落した人たちは統計から消えてしまいます
例えば、ある投資信託を20年継続して投資した人のリターン
を調べたとしましょう
途中で
・恐怖心に負けて売却した
・ライフイベントで大きな現金が必要になりやむなく投資を中断した
という人たちはデータから抜け落ちているわけです
すると・・・
“20年間金融相場で生き残れた人たちの結果”
を・・・
“最初から参加した全員の結果である”
と勘違いしてしまいます

20年間で約8000%のリターンをたたき出した金融商品に関する記事です
ただ、生存者バイアスと関係したとある問題があります
詳しくは、記事をご覧ください
恋愛の生存者バイアス
「100人の女性にアプローチしたら素敵な彼女ができました!」
「恋愛指導のコンサルを受講した80%の人が彼女ができました!」
という成功例、素晴らしい実績があります
・100人に声をかけてアプローチしても全く相手にされずに結果が出なかった人
・心が折れて挫折した人
・彼女ができてもたった2週間程度で別れる関係性しか実は築けていない
成功例、うまくいった実績だけを参考にするとうまくいく確率をより高く見積もってしまうリスクがあります

生存バイアスが生じてしまう理由
SNSなどの媒体が発達した現代では
成功者が目立ってしまう
という性質があります
そのため、「自分が見えているものだけ、成功談だけ」
で判断するという状況に陥りがちになります
見出し:生存者バイアスを避けるためには?
・「同じ方法を試してみて失敗した人たちはどれくらいいるのだろうか?」
・「自分が見ているデータには失敗した人のデータは含まれているのか?」
・「成功者は、全体でどれくらいの割合なのだろうか?」
という視点を持って生存者バイアスに陥ることを防ぎましょう
生存者バイアスから得られること
成功者だけを見ずに、うまくいかなかった人、脱落してしまった人を含めた全体を見てみましょう
そうすることで、成功確率やリスクを高精度で見ることができます
失敗例や途中でリタイヤしたケースを考慮することで、成功確率やリスクを現実的に評価できるようになります

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